地球の歩き方から、「スター・ウォーズ」の世界を旅するためのスペシャルブック「地球の歩き方 『スター・ウォーズ』」を、7月31日に発売された。A5変型・168ページで、価格は2,750円。初回限定版にはホログラム仕様の特製リバーシブル帯が付属。帯の裏面は、キャラクター大集合のミニ・ポスターとして楽しめる仕様になっている。

それにしても、地球の歩き方のスター・ウォーズ版というのは意表を突かれた。そういった発想がこれまで無かったが、確かに複雑なスター・ウォーズの世界観をガイドして貰うには、地球の歩き方的な整理があると便利かもしれない。SWファンの僕も早速購入してみた。

『スター・ウォーズ』の壮大な世界を、「地球の歩き方」ならではの旅行ガイドスタイルで紐解く内容になっており、なんとルーカスフィルム公認のスペシャルブックだという。劇場公開作品を中心に、銀河領域別の惑星ガイド、人物・作品紹介、実在するロケ地情報などを豊富なビジュアルで紹介しているので結構わかりやすい。

まず巻頭には、切り離して使えるミシン目入りのワイド折込が付属。表面は、本書で紹介している惑星・衛星だけでなく、そのほかの星々も掲載した詳細な銀河マップ。裏面は、アニメやドラマシリーズも網羅した「スター・ウォーズ」作品年表になっているため、作品の時系列をひと目で把握できる。


作品中に何度も登場するコルサントやタトゥイーン、ナブーなどの人気惑星はもちろん、劇場公開作品に登場する惑星・衛星を網羅。基本情報や詳細データ、おもな見どころ、その星ならではの楽しみ方まで、旅する気分で徹底ガイドをしてくれている。スター・ウォーズ世界の銀河を俯瞰することで位置関係などもわかって結構面白い。
今年公開された「スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー」から初めて「スター・ウォーズ」の世界に触れた人でも楽しめるよう、これまでの劇場公開作品のあらすじや見どころ、主要キャラクター、名シーンまで、作品世界をより深く味わうための情報をわかりやすく紹介。

また、伝説の始まりの地としてファンに親しまれるチュニジア各地をはじめ、歴代作品の撮影が行われた世界各国のロケ地も厳選して紹介。砂漠や古都など、名シーンの舞台やゆかりのスポットを巡りながら、“スカイウォーカー・サーガ”の軌跡をたどるロケ地ガイドも掲載されているので、実際の旅行先としても参考になりそう。

更に面白いのは、モデルプランや旅のテクニックなど、銀河を巡る楽しさが広がる企画も満載で「作品世界の歴史や文化、惑星の魅力を巡りながら、『スター・ウォーズ』をこれまで以上に深く味わえる一冊となっている。僕のような長年のファンにとっても面白いが、最近スター・ウォーズのファンになった人、全作品を観れていない人など、これからスター・ウォーズの世界に踏み出す人にもおすすめの永久保存版ガイド」になっているように思う。
「地球の歩き方」名物企画も“銀河版”にアレンジすることも忘れていない。安全な銀河旅行のプランニングから効率的な移動方法、異種族とのコミュニケーション術まで、「地球の歩き方」でおなじみの「旅の準備と技術」を『スター・ウォーズ』仕様で再現。危険なクリーチャーとの遭遇など、予期せぬトラブルに備えるハプニング対処法も掲載する。

製作の舞台裏を紹介する秘蔵エピソードに加えて、ビークルやドロイド、フォース、ライトセーバーにまつわる基礎知識など、「スター・ウォーズ」をより深く楽しむためのコラムも収録されていて充実している。巻末には、銀河標準語で用いられるオーラベッシュ文字の対応表も用意されている徹底ぶり。


スター・ウォーズの世界観を解説した本はたくさん出版されているし、スター・ウォーズ百科事典みたいなものも出ている。しかしどこか手軽さに欠けてしまっていたし、マニア向けという感は否めなかった。一方で、この旅行ガイド的なスター・ウォーズガイドはまさに目から鱗な本である。網羅性がありながら、かなりマニアックな内容も欠かさない。入門編でもあり、ベテラン向けガイドでもある。こんなスター・ウォーズ本が欲しいと思っていたが、まさに理想的なガイドブックが出来たもので、あっぱれである!

何だかまたスター・ウォーズが観たくなってきたが、一先ずは9月30日にリリースされる『マンダロリアン&グローグー』のブルーレイを楽しみにしたい。
